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「胸が痛む」という生き方

「こんなの、はじめて?」 (酒井順子著 講談社)を読む

『日本航空といえあ、「経営難」という言葉が思い浮かぶ今。・・・・・・
 飛行機の中ではキャビン・アテンダント(CA)さんが新聞や飲み物を配ってくれるわけですが、そんなサービスを受けた後に、私の後方に座っていた若い女の子二人連れが、
 「JALのスッチー見てるとさあ、つい『大丈夫ですか?』って言いたくなるよねえ」
 「なんか可哀想だよねえ、いつクビになるかわからないのに、こんな重労働で」
 などと話していたのです。』(本文より)

先日、映画「ホテル・ルワンダ」を見ました。
100万人が虐殺された事件でしたが、人間はいとも簡単に狂気になりえるのだなあと痛感します。

上記にあるような人たちは、簡単に洗脳され狂気な人間にされてしまうような気がしますが、日本人の8割がこのような人たちではないかと思っています。
あとの2割の人は、「胸が痛む」とは思っても可哀想だなとは思わないのではないかと感じます。

人生なんて簡単に逆転をしてしまうことが多いです。
病気や交通事故、コツコツと努力してきたものがやっと華を咲かせることができた、など。

だから、逆転したりされたりという生き方をしなくてもいいように思えます。
「胸が痛む」という生き方さえしていれば、僕らは逆転される恐怖から解放され、逆転するという優越感からも解放される。
by masagorotabi | 2010-07-07 19:09 | Comments(0)
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