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欲望という悪魔

「ファウストの悲劇」という演劇を、教育テレビで先週放映しているのを見ました。

クリストファー・マーロウ原作で、ゲーテの「ファウスト」よりも200年前に描かれたものだそうです。
ファウストという実在の人物をモデルにされた作品だったと思いますが、自分の魂を悪魔メフィストに売ってしまい、25年間欲望の限りを尽くしてしまいます。

欲望の限りを尽くすといえば、現代人にも通じる部分が多分にあると思いますが、ファウストのように地に堕とされることもなく、逆にその欲望で他者を貶めることができる現代の方が、メフィストよりもタチが悪のかもしれません。

前に、ゲーテの「ファウスト」は完成されることはなかった、と書きましたがなくなる1年前に完成させていました。
故手塚治虫先生が惚れ込んだ作品ですが、人間の欲望ほど人の価値を貶めるものはないかと再認識させてくれます。
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by masagorotabi | 2010-09-15 23:17 | 雑想 | Comments(0)
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