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古本屋

「本の気つけ薬」(出久根達郎著)を読んだのですが、その中に古本屋開業の秘訣について書かれてあります。

本屋なので、いらっしゃいませという挨拶は必要なし、本を買い求めたお客に対してはありがとうございましたを言え、お愛想のひとつも自然にいえるようになること、などと書かれてあります。

簡単そうでも、それはなかなか出来ないことで、中には嫌な客もいる、そういったお客に対しても、常に明るく、気分よくさせることができたなら商売人として合格であろう、とあります。

著者の修業時代には、朝、ハタキをかける時に、三冊くらい手で持ってやるそうです。
持つ必要性はなくても、本を直に触るといいうことが、大事なこととも書かれてあります。

しかし、最近では、文学本というものは値下がりしているそうです。
理由としては、教養を高めるという人が少なくなったということ。

バブルが弾け、みなお金儲けのことしか考えなくなったから、と記されてありますが、「昔は良かった」という言葉も、まんざら嘘ではなく本当のことなのかもしれません。

現代は、夢や希望を持ちにくい時代といわれますが、バブル以降、お金、利権、こういったものが幅を利かせ、人が教養や知性を磨かなくなってしまい、既得権益を守ろうとしがみつき、多くの人が夢や希望を持つことを躊躇せざるをえない状況なのかもしれません。

話は変わりますが、僕は古いものが好きで、たまに古着屋さんのブログも覗いたりしています。
未だに古着というものは買ったことがないのですが、前にも書いたことがあるのですが、古いものには、その時代と現代との間に未来が介在しているから好きなのです。
未来は過去にもあった、そうに思っています。
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by masagorotabi | 2012-04-19 19:32 | 雑想 | Comments(0)
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