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飢餓海峡

「飢餓海峡」(水上勉著)読了

長いですが、すんなりと読みきるに至りました。

戦後直後から10年ほどのお話になります。
あらすじは割愛しますが、始め極悪非道と思われた人物が、事実が分かるにつれ悲哀を感じるようになりました。

人には生い立ちがあり、それが人間形成に大きく影響してきます。
主人公というべき男女二人もまた、それに翻弄され、罪深さの中で生きて行かざるをえません。

「砂の器」(松本清張著)と共通するもの哀しさをこの作品にも感じましたが、そうした罪を背負わすことのない現代に生まれた日本人は、多少なりともその罪を感じる感受性を持たなくてはいけないのではと思いました。

後半は、すっ飛ばして読んでしまったので(結末を早く知りたかったので)、もう一度そこだけ読み返してみようと思います。

すばらしい小説でした。
映画もあるので、そちらの方も。
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by masagorotabi | 2013-02-18 21:06 | 読書日記 | Comments(0)
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