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かけがえのない生活

「ユニクロ帝国の光と影」(横田増生著)を読む

なぜ製品が良く安価なのか、それによって何を得て何を失ったのかがよくわかります。

離職率の高い企業であるということは、ネット記事などで知っていましたが、働いている側にスポットを当てると、過酷な現状が見えてきます。

徹底したマニュアルと仕事量、店長としては自分の色を出す隙さえありません。
それは軍隊にも似た世界で、休憩室に入る時でさえ、一声かけてではないといけないそうです。

逆にいうと、自主性に任せた仕事をさせたらどうなるか?
善良な人間なんて極めて少ないので、質の高い接客は無理なのであろう。

雑誌「暮しの手帖」の編集長のエッセイを読んだことがあります。
その中で、給料の半分は会社にいない時のものとして考えて欲しいと、働いている人たちに伝えたそうです。(うろ覚え)

自分たちのかけがえのない生活もまた、仕事の延長線ということなのか?
仕事あってこその充実した生活、またはその逆ということなのか?
編集長の言葉は、働いている人たちにとっては、どれだけ救われるか、そんなことを考えました。

僕は、善良な人たちから製品を受け取りたい。
それが、心地よい記憶として残り、かけがえのない生活だと思う。
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by masagorotabi | 2013-07-25 20:59 | 読書日記 | Comments(0)
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