「虚夢」(薬丸岳著)を読む
通り魔に娘を殺された夫婦。 犯人は、心神喪失として罪に問われず、夫婦は離婚。 その犯人が、住んでいる街で見かけたら、人はどんな行動をするのだろうか。 刑法三十九条。 心神喪失あるいは酩酊状態の時には、罪に問われないという法律。 理不尽までに殺された遺族にとっては、なんとも歯がゆい法である。 物語は、色んな人たちの痛みが交差して進んでいきます。 加害者と被害者、多くの未来が失われていく。 失われた未来から、答えなど見つかるはずもない。
by masagorotabi
| 2013-10-29 19:50
| 読書日記
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