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漂流

「漂流」(吉村昭著)を読む

もっと早く読み終わる予定でしたが、遅れてしまいました。

実に面白い本でした。
江戸時代、難破して、ある島に流れ着いた船乗りの話ですが、12年後、仲間たちと還ることが出来たある男の話です。

実際にあった話ですが、どれほどの苦労があったのか、どれだけの精神力がそうさせたのか、ある者は病気で、ある者は自ら命を絶ち、絶望のふちから生還したお話です。

希望すら持てない状況で、何をたよりにしたらいいのだろう。
物語の中では、神仏に祈りを捧げるというのが、書かれてあります。

人間というのは、愚かだし、弱い者であると思っていますが、だからこそ、宗教という儀式が必要なのかもしれません。
僕は、敬虔なる無宗教(本田宗一郎氏の言葉を借りて)ですが、荒涼たる無人島に流されたなら、やはり神仏に祈りを捧げるのであろうなと思います。
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by masagorotabi | 2014-01-11 19:51 | 読書日記 | Comments(0)
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