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死に行く者

「名作はいつもアイマイ 溺レル読書案内」(西川美和編著)を読む

著者は、映画「ゆれる」「ディア・ドクター」の監督です。(どちらも個人的に好きな映画です)

著者は身内や知り合いが亡くなった時に、不思議と悲しみを感じることができないことがあると記しています。(なんと正直なのだろう)
お葬式で、悲しむことに失敗したときほど、何年たってもこびりつき、自分の心から送り出せず、罰ではないけど苦々しい思いがする、と結んでいます。

不義理をしたとき程、自責の念が離れないという感情でしょうか?

僕は、死に行く人は、自分の死を悲しんでくれる人が分かっていると思います。
その人に、優しくしてもらいたいとも感じていると思います。
(おそらく近しい人たちも、そのことを理解しているのであろう)

だから、死に行く者の思慮もあるので、悲しむことに失敗しても、それはそれで仕方がないのではないだろうかと思うのである。
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by masagorotabi | 2014-01-31 20:43 | 読書日記 | Comments(0)
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