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戸越銀座でつかまえて

「戸越銀座でつかまえて」(星野博美著)を読む

著者のエッセイ集は好きで、よく読んでいます。
戸越銀座には、2度程行ったことがあるかな。

化粧品売り場での、美容部員の話があります。
おばあちゃんが、スキンクリームを買いに出向き、そこで美容部員に「そういった商品は扱っておりません」と、イジメのような出来事に出くわしたとあります。
こうした販売員でも、お客を蔑むことはよくあることで、著者自身も美容部員のいるような所では買わないと記しています。

強い者には媚び、弱い者には蔑む、こうしたことは日常日々行われていて、だからこそ、コテコテのマニュアル通りの店舗が流行っているのかもしれません。
(お客は、嫌な気分にはならないから。かといって涙腺を賑わすような、良い気分にもならないけど)

たまたま、深沢七郎氏(楢山節考の著者)の本を読んでいまして、この方は権威に媚びる日本人が大嫌いなんですね。
権威に媚びるのは、日本人だけなのかはよくわかりませんが、そうだったなら悲しいことです。

数ヶ月前に、「チェーン・スモーキング」(沢木耕太郎著)を読み返した時に、沢木さんは、お店で嫌なことがあったときには、もうそこへは2度と行かないので、嫌な気分にはならないといったことが書かれてあったように思います。
ここまで割り切れれば、一流なんでしょうね。

それにしても、一流と呼ばれる人は少なくなったかな。
そういう人は、道に迷っている人でも、気分よく導くことができるから・・
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by masagorotabi | 2014-02-09 20:51 | 読書日記 | Comments(0)
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