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破獄

「破獄」(吉村昭著)を読む

戦中戦後、実在の人物の脱獄を描いた物語です。

4度の脱獄に成功し、知力、体力、看守との駆け引き、どれをとっても見事としか思えません。
それくらいの能力があれば、どんな世界でも一流と呼ばれる人になれそうなものだけど、彼は何から逃亡したかったのだろうか。

解説にはおもしろいことが書かれてありました。
刑務所を社会に置き換え、社会秩序という牢獄の中で、想像力を駆使して脱却を図る。
そう、彼は何者にも束縛されない自由を手に入れなかったのだ・・と。

現代を、閉塞感のある社会と嘆く人は多いけど、知力、体力、駆け引き、こういったものを駆使して、打破しようと思っている人はどれだけいるのだろうか。
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by masagorotabi | 2014-02-11 19:58 | 読書日記 | Comments(0)
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