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生き残る技術

「生き残る技術(無酸素登頂トップクライマーの限界を超える極意)」(小西浩文著)を読む

8000m級の山を登るということは、常に死と隣合わせということで、著者もまた50人以上の仲間を失ったと記します。
そうした世界で、なおもまた山に登るというのは、下界にいる僕たちには理解できないことなのかもしれません。

その中で印象に残ったのは、忘れるという行為です。
プロゴルファーの人たちは、ミスした後、10歩歩くうちに、そのミスを忘れるようにメンタルトレーニングをしているそうです。
著者は、ミスした後は引きずらず、時間制限で10分だけ反省をし、ミスの原因を突き詰めるといった内容のことを書かれてあります。

どういったメンタルトレーニングをしているのか気になるところですが、ギリギリの体験の中では、後悔をいつまでも引きずるということは、命に関わることなのだろう。

僕らは、未来を想像し、いつも不安に襲われる。
だから、幸福なんて味わえないのかもしれないけれど、たとえば未来をその10歩だと思えば、今の生活も、まんざら捨てたものではないのかもしれない。
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by masagorotabi | 2014-02-24 21:04 | 読書日記 | Comments(0)
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