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未来

「大不況に本を読む」        (橋本治著)
「対象喪失(悲しむということ)」(小此木啓吾著)を読む

物事には限度というものがあり、経済というものが右肩上がりに上がり続けることはありえない。
そんな時、なにを指針に生きていったらいいのだろう。
著者は、本を読むことを勧める。

その目的は、行間を読むこと。
行間とは、書き手と自分との差異、それによって未来が見えてくる。
(つまらない、役に立たなかったなと思うことも行間のひとつ)

今が停滞している時には、昔に戻せという言葉を言う人も多いですが、著者は現代に至るまでの獲得した進歩をことごとく否定しまうから失敗と記します。
昔は良かったという人もいるけど、それもまた価値のない言葉なのだろう。

現代は、過去の人を知ることを否定し、現代のみを謳歌することしかしないから、未来が見えてこない。
つまり、悲しむということを失くしてしまったとも言えるのではないだろうか。

悲しい時には悲しみ、そして立ち上がる。
こうしたプロセスがあって、はじめて未来というものが見えてくるのかもしれません。

追記
「本」を「人」に置き換えてもいいと思います。
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by masagorotabi | 2014-04-09 21:25 | 読書日記 | Comments(0)
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