「そして父になる」(是枝 裕和 、 佐野 晶 著)を読む
(ネタバレあり) 映画はまだ見ていないのですが、人間の嫉妬というものが、負の行動をさせてしまうのであろう。 子供を取り違えた1組の夫婦は、誰もが羨むような生活をおくっています。 そのことが他人という隣人の感情を狂わせ、多くの人たちの人生をも歪ませてしまう。 (子供の取り違いは看護婦の妬み) 嫉妬なんて誰もが持っているものなのかもしれないけれど、そこからは何も生まれない。 嫉妬をバネにできるのは、限られた天才だと思うけれど、平凡な人間にとっては、それは苦痛でしかない感情というものだと思う。 主人公もまた、上司の嫉妬を買い左遷されてしまう。 優越感や慢心はなかっただろうか・・ そしてひとつの波紋が、「そして父になる」に導く。 2つの家族にとっては、子供の取り違いという、とんでもない出来事に巻き込まれてしまったわけだけど、そのことを通じて一生感じることができなかったであろう家族愛というものを実感できたのではないだろうか。
by masagorotabi
| 2014-05-20 21:05
| 読書日記
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Comments(4)
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パープル
at 2014-05-21 00:53
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まささん、こんばんは。
私は映画を観ましたが原作の方が良かったです。 確かに考えさせられることはありましたが。
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まさ
at 2014-05-21 21:36
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パープル
at 2014-05-22 17:31
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まささん、こんにちは。
そうだと思います。左遷するシーンは無かったと思います。 前にいってた図書館の本を無料で頂ける件ですが2千円の助賛金を払えば優先的に云々とあったので行くのやめました。好きな本があるかどうかも分からないし、そういう仕組みって大嫌い。
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まさ
at 2014-05-22 21:24
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映画には左遷のシーンはないのですね。
結構、大事な部分だと思ったのですけど・・ 図書館というのは多くの人に気持ちよく利用してもらうことが目的だと思うので、こんな時に助賛金なんてことしないで欲しいですよね。
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