「夕陽が眼にしみる」(沢木耕太郎著)の中に、「何でも見てやろう」(小田実著)という本の紹介がありました。
半世紀程前に発売され、ベストセラーになった世界放浪記のバックパッカー本です。 この本から15年後、「地図をつくる旅」という本に次のようなことが書かれてあるそうです。 『眼からウロコが落ちることがなければ、旅に出かけることもない』 沢木耕太郎さんは、この文章を読んでも眼からウロコが落ちることはなく、読むのはもういい、今度は自分が旅にでるのだと、ユーラシア大陸をバスで横断する「深夜特急」という紀行文を書き上げます。 眼からウロコが落ちる、ということが起きてしまえば、人間というのは結構色んなことが出来てしまうのかもしれません。
by masagorotabi
| 2014-06-08 20:22
| 読書日記
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