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教養

「今夜、すべてのバーで」(中島らも著)を読む

アルコール中毒になってしまった主人公、著者の自伝なのか創作なのかよくわかりませんが、アルコール依存症のことがよくわかる小説です。

主人公は、若い時からお酒を浴びるように飲んでいますが、アルコール中毒になる要因として、次のように述べています。

「『教養』のない人間には酒を飲むことくらいしか残されていない。『教養』とは学歴のことでなく、『ひとりで時間をつぶせる技術』のことでもある。」(本文より)

こういう感覚って凄いなって思います。

この本は、20年以上前に出版されましたが、この頃のアル中人口は220万人(たぶん)と書かれてあり、現在は300万人以上と言われています。
お酒はほどほどに飲めば、素敵な時間が過ごせますし、なかなか難しいところです。
by masagorotabi | 2014-07-13 22:05 | 読書日記 | Comments(0)
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