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三十光年の星たち

「三十光年の星たち」(宮本輝著)を読む

隣の金貸しの老人にお金を借り、返す当ても無く、とりあえず自動車を売ってでもと思い、そのことを話すと、運転手をやれと言われる。
貸したお金を取り返す旅にでるが、そのことが青年の心に変化が訪れる。

「働いて働いて働いて」あるいは「叱られて叱られて叱られて」、そして30年後に初めて成熟した人間になれると老人は青年に諭します。

人は一人では生きられないし、お金が無くとも現代社会では生活ができない。
だけど、お金というものが希望をもたらしてくれるということもあるのであろう。

そんな希望な物語でした。
by masagorotabi | 2014-07-17 20:26 | 読書日記 | Comments(0)
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