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サンカ

「サンカの真実 三角寛の虚像」(筒井功著)を読む

サンカのことは前にも書きましたが、簡単に書くと昭和30年代まで山で生計を立てていた人たちのことです。

宮本常一の本の中にも、少ししかこのような人たちのことが書かれてありましたが、詳しいことは三角寛氏の本に記されているとしかありませんでしたが、それほど詳しくはなかったのだと思います。

三角寛によれば、サンカは秘密結社の集団であるとありますが、著者が生存するサンカ出身の人たちに聞いたところ、そのような事実は出てきませんでした。
結局は、三角寛はあまり取材はしないで後は想像による虚像を作り上げたというのが著者の結論です。
個人的には組織的で統率のとれた集団であった方が、ロマンが感じられて面白いかったなと思いますが、そのように思うのは社会が個人が常に閉塞感を感じて暮らしているのかもしれません。

五木寛之さんの「風の王国」「戒厳令の夜」という小説には、このような集団のことが下地に使われているということです。(「戒厳令の夜」は未読)
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by masagorotabi | 2014-10-22 22:07 | 読書日記 | Comments(0)
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