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余命

「死ぬ気まんまん」(佐野洋子著)を読む

著者は、2010年11月5日に永眠されています。

がんで余命2年と医者から宣告されます。

「がんは治る場合も大変多い。治らなければ死ねるのである。
 皆に優しくされながら。
 私はうつ病と自律神経失調症の方がずっと苦しく辛かった。」(本分より)

卑怯が嫌いな著者ですが、余命2年を周りの人に言ってしまったことに関して、自らを卑怯者とさらしています。
そして、2年以上生きてしまって、嘘つきにもなってしまいました。
(医者は、余命を宣告する時には、最短な日時を患者に言うみたいですが)

今が一番幸せ、人間は70年生きるくらいが丁度よいという言葉が印象に残ります。
人は、年を経ると生臭くなっていくような気もしますが、著者にはそんな感じはしません。

人は、いつかは死ぬ。
余命100年と宣告されながら、産声をあげて生まれてきたようなものだ。
だから、優しく生きてもいいような気もする。
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by masagorotabi | 2014-10-24 20:34 | 読書日記 | Comments(0)
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