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霧の旗

先日、テレビドラマで「霧の旗」(原作松本清張)がありましたが、この作品は何度も映画、テレビドラマ化されています。
それだけ作りとして魅力ある題材なのであろう。

桐子の病的なまでの復讐心は、どういったことなのだろうと思いウィキペディアを見てみたら、川本三郎氏の見解が載っていて、当時は都会と地方の地域格差というものが今よりもあり、それが起因にあるのではと書かれてありました。
当時の社会情勢、作者の深層心理を読み解き色んな解釈があるだろうけど、嫉妬というものが人をモンスターへと化身してしまうというのは無理のない見解だと思います。

何年か前に、山田洋次監督の「霧の旗」(桐子役倍賞千恵子さん)を見ましたが、こちらも徹底した復讐劇でした。
復讐の的にされた弁護士は、誠意のない対応(当たり前)をしてしまった報いとして、地位も名誉も全てを失ってしまうわけですが、何気ない行動が復讐の種を蒔いてしまう危うさを、この作品は示してくれます。

追記
嫉妬で思い出したのですが、黒澤明監督に「天国と地獄」という作品があります。
オンボロアパートで暮らしている青年が、高台にある大きな屋敷の子供を誘拐してしまうという話だったと思いますが、そこには嫉妬という感情があったと記憶しています。

ある作家が、動機付けとしては弱いと書かれていましたが、いつの時代も嫉妬は人間の行動を束縛し視野を狭め、間違った方向へと導いてしまうのではないかと思います。

こんなことを書いていたら「天国と地獄」を見たくなってしまいました。
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by masagorotabi | 2014-12-12 20:05 | 日記 | Comments(0)
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