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信念

「プロ野球審判ジャッジの舞台裏」(山崎夏生著)を読む

プロ野球審判は、実は過酷な生業であるということが分かります。

著者が審判を目指すきっかけは、やはり野球が好きであるということが一番だということです。
日刊スポーツに就職し、それなりに給料もよく、結婚しているにも関わらず審判を目指します。
上司には罵倒され、近しい人たちには反対され、それでも振り切ってプロ野球審判になろうと決意します。

イチロー、ダルビッシュ選手についてのことも書かれてありますが、彼等は信念というものを持ち続けて天才たちの集まるプロ野球の中で、超が付くくらいの実績を上げています。
才能があっても、コーチにいじられ自分を無くし潰れていく選手も多いといいます。
その中で、これだけは譲れないというものを持ち続ける人が大成するのかもしれません。

著者もまた信念と情熱を持ち続けて、プロ野球審判を定年になるまでやり続けました。
決してセンスがあったわけではなく(著書にそう書かれてあります)、だからこそ人間性も含めて大きな花を咲かせることが出来たのかもしれません。

アメリカと日本との違いも書かれてありますが、アメリカに研修に行った時に教えられたことは、「尊敬される人間になれ」ということだそうです。
誰でも間違いをおこし、しかし、その人が監督、選手に信頼される人間性を持っていたら、どのような苦境にも対処できるという意味があるそうです。
日本では、「間違えるな!」と教え込まれるそうですが、著者自身も前者の言葉を印象的なものとしているようです。

アメリカでは、抗議したら即退場として審判は守られていますが、日本の場合はそれほど認められていないのが現状です。
個人的には、日本の審判はアメリカの審判よりも劣っているのかというとそうではなく、むしろアメリカ並みもしくはそれ以上ではないかと思う時もあります。
日本も早くビデオ判定というシステムを作って、審判を守ってもらいたいと思います。(ポール際の判定はビデオ判定を導入されているようですが)
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by masagorotabi | 2015-01-03 20:18 | 読書日記 | Comments(0)
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