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抑止力

「私が語り伝えたかったこと」(河合隼雄著)を読む

「ついでのことながら、村上陽一郎は、これだけ物が豊かになり、今後もテクノロジーが発展して、個人の欲望がどんどん満たされていくとき、何らかの意味でのそれに対する抑止力がないと、人類の未来は危ういのではないかと警告している。」(本文より)

モノが増え便利になるのだけど、人の心は荒んでいく。
結局、そんなものだと思う。

この本にも書かれているけど、モノがなくてお金がなくても、かえってその方が子供の教育には適していて、現在のように何でも買える時代の方が、教育の仕方が分からなかったりする。

抑止力とはなんなのかをじっくりと考えたりする時間も必要であり、ひとりひとりがその答えを出していかないとバブルの二の舞を演じる羽目になったりしないのだろうかと危惧したりもする。

当たり前の生活ができるのであれば、お金に出来ることはたかが知れているけれども、余分のお金の使い道を有効利用するというのは、抑止力に通じるとも言えるのではないかとも思う。
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by masagorotabi | 2015-03-05 19:41 | 落描き | Comments(0)
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