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自分

『「自分」の壁』(養老孟司著)を読む

伝統芸能の世界では、徹底的に師匠の真似をさせられ、しかし、師匠のクローンにはならず、最後には自分の個性が残り、個性とはこういうものだと著者は記します。
中村勘三郎さんが、型を持っている者は型破りになれるが、型のないものは形無しと言われたといいますが、同じような意味なのだろう。

錐状態細胞を3種類持っているのは、ヒトや猿の特徴で、実は2種類でも色を見分けることができるそうです。では、どうして3種類持っているのかは、顔色を読むためだといわれているそうです。

シロアリの胃の中にはアメーバが棲んでいます。
木材のセルロースを分解するには、このアメーバが必要でどちらがいなくなっても死に絶えてしまうそうです。
こうした共生は、ヒトも同じで我々の肌にも常在菌というものが居着いていて、臭いを分解してくれたりもします。
除菌除菌と言われる昨今ですが、共生ということも考えた方がよさそうです。

人口問題にしろ、年金問題にしろ、30年我慢すれば問題は解決するとあります。
現在よりも未来を見続けていた方が、我々は幸福なのかもしれません。
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by masagorotabi | 2015-07-06 19:29 | 読書日記 | Comments(0)
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