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関東大震災

「関東大震災」(吉村昭著)を読む

この本を読むと、3.11で被災に合われた人たちの冷静な態度とは違い、大震災後の物価高、窃盗、朝鮮人虐殺など、決して褒められないことが記されています。

朝鮮人虐殺とは、井戸に毒物を入れるとか、そういったデマが流行り、全国で朝鮮人狩りというものがありました。
間違われて日本人の命も失われ、これでは20年ほど前に起きた「ルワンダ虐殺」となんら変わらないことが、かつての日本で実際に起きたということになります。

ネットで調べてみると、実際に朝鮮人による不穏な動きはあったという記事も見受けられますが、それにしても何もしていない人たちを殺したという事実は残ります。
ただ、警察や日本人の中にも保護した人たちもいたので、それは救いです。

こうした史実を読んでおくのは、人間のあさましさを知る上でも大切だなあと思います。
9.11でも、福島県ナンバーを見ただけで差別する人たちはいましたし、ガソリンスタンドや食料などもなくなったりと人間の行動はあるきっかけでどうにでもなるということを学びました。
ですので、災いを忘れずにとどめておくためには、そうした本の存在が必要になってきます。
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by masagorotabi | 2015-09-06 20:17 | 読書日記 | Comments(0)
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