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おもしろきこともなき世をおもしろく

前にこのブログにも書いた「世に棲む日日」(司馬遼太郎著)を読まずにほっておいていたのですが、読み始めたら面白い。(いくつも赤線を引いてしまいました)

吉田松陰、高杉晋作のことが書かれていますが、松蔭が教養もありながら、人間的に幼さを持ち合わせ、それが魅力となって人の惹き付けるものを持ち得ていました。

この本にも書かかれていますが、昔の人はよく泣きました。(西洋文化が入ってくるようになってそのようなことはなくなった)柳田国男の本にも書かれてあったと思いますが・・

ですので、男子人前では涙を流すなというのは近年のことで、日本の歴史を考えると「嘘っぱちだ」ともいえそうです。
松蔭も友と語り合っている時に、泣くこともありました。

高杉晋作の辞世の句は「おもしろきこともなき世をおもしろく」として有名ですが、晋作にとっては、なにがおもしろきことがない世だったのでしょうかと、ひとしきり考えてしまいます。

長州藩といえば、幕府からは無視されてきた存在であり、そのことがおもしろきこともなき世だったのだろうかと、思ったりもします。
激動の維新の中で、長州の意気盛んな若者たちが立ち上がったのは、若者に甘かった長州藩という藩風がそうさせたもいえるそうで(それによって危機的な状況になった時期もあったという)、現代の日本でもそうあってほしいと感じます。
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by masagorotabi | 2015-12-01 20:16 | 読書日記 | Comments(0)
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