<< 「宮大工棟梁・西岡常一「口伝」... 「差別と日本人」を読んで >>

「日本軍と日本兵」を読んで

「日本軍と日本兵」(一の瀬俊也著)を読む

副題として(米軍報告書は語る)とあり、あくまでも米軍から見た報告書であるという見方をしないといけません。(本書にも書かれてあります)

日本軍は、死者に対しては手厚く接したが、病院に入院している兵士に対しては冷遇していたとあります。
著者はそのような態度に対してこのように記しています。
患者を役立たずと切り捨てる精神態度が「日本人」なり「東洋人」特有なものとは思えないが、個人とその生命を安易に見捨てた過去の姿勢を現代の日本社会がどこまで脱却できているかは、常に自省されるできだろう」(本文より)

話は変わりますが、真珠湾攻撃の時に米国は全員怒りに震えたかというとそうでもなく、差別が今より多かったアフリカ系アメリカ人は、違う捉え方をした人もいたという逸話もあります。
複眼で歴史を見ることによって、より深く人間というものを知ることができるといういい例だと思います。

過去の出来事をどれだけ反省できるかは、歴史が教えてくれるのであろう。
[PR]
by masagorotabi | 2016-03-06 20:18 | 読書日記 | Comments(0)
<< 「宮大工棟梁・西岡常一「口伝」... 「差別と日本人」を読んで >>