「死と狂気(死者の発見)」(渡辺哲夫著)を読む
『常人はいつも己の狂気を内に秘め、その露呈を気遣い恐怖しつつ生きている』(本文より) 狂気を秘めていることさえ気づかないで生きている人もいるんじゃないかと思っていますが、内なる狂気をどのように鎮めて生きていけばいいのかというと、副題にもある通り死者の発見にあると著者は問います。 墓参りをしたり、仏壇に拝むということも、自身の狂気を鎮める役割があるのだろう。 そこは、ひとりじゃないということを認識できる場所でもある。 「メメント・モリ(死を想え)」という言葉がありますが、死を考えるということは内なる狂気との闘いであるのかもしれない。
by masagorotabi
| 2016-08-02 20:15
| 読書日記
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