「何でも見てやろう」(小田実著)を寝る前に気に入った場所を読むことがあります。
その中にヘンリー・ミラーのことが書かれてあり、日本でベストセラーになったことがあったそうです。それだけ日本人は本を読んできたわけですが、ヘンリー・ミラーはその日本から送られてきた小切手を手にして小躍りして喜んでいたという逸話が書かれてありました。 その当時の外国の作家はそれほど裕福ではなかったということでもありますが、日本とは随分と違うのだなあと驚くと同時に、日本人作家がノーベル文学賞を受賞したというのは、こうして日本に住む人々が本を沢山読んで来たという証でもあるのだなと思います。 グローバルな世界観が生活を支配する世の中ですが、たとえガラパゴスといわれようが、日本国という気質も大切なのだなと思う一節でした。
by masagorotabi
| 2016-12-18 19:37
| 読書日記
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