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文学的?

戸籍上162歳の人が生存になっているというニュースを見ていたら、野呂邦暢の随筆を思い出しました。

住民票も文学だと思っている、といった文章でした。
私的にはハテナマークでしたが、162歳の人が生存という話だと、これも文学だなあと思った次第です。

野呂邦暢の先見の明には驚きです。
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by masagorotabi | 2010-08-26 22:00 | 雑想 | Comments(0)

ペーパーボーイズバッグ

「人はパンのみでは生きられない」とは、聖書の言葉だったと思うけども、本来の意味はどういいうものなのだろう。

別ブログにも書きましたが、ペーパーボーイズバッグとは、アメリカの新聞配達少年が配る時に持つバッグのことです。

貧しさの中で新聞を配っていた少年もいただろう。
大人になり、経済も豊かになり、美味しいものも腹一杯食べられるようになった。

しかし、何かが物足りない。
足らないものは、どこにあるのだろう。
お金、権威?

今の僕は、それはペーパーボーイズバッグの中にあったのではないかと思っている。
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by masagorotabi | 2010-08-20 23:31 | 雑想 | Comments(0)

静かな足音

「新聞記者(疋田桂一郎とその時代)」(朝日新聞社)を読む

『「管理職にしては惜しいと考えられていた大記者」疋田桂一郎。
 鋭い批評眼からの的確な洞察で知られる彼は、どのような記事を書き、そのようなコラムを残し、そして新聞報道についてどのように考えていたのか。・・・』(裏表紙より)

天声人語(1970年代)も3年程書き、こうしたものを残しています。
『「市民の皆さん、騒音の苦情をどんどん申し出て下さい。違反者に科せられた罰金の25パーセントを賞金として差し上げます。賞金は最高15万円です」と、こういう珍しい、痛快な条例がニューヨーク市で決まった。
 記事を読んで、あるいは「ニューヨークって、それほど騒々しい町なのか」と思ったかもしれないが、そうではない。東京よりも実は静かなのだ。しかも、こんな苦情奨励金まで出して「町をより静かにしましょう」と市民の協力を求める。大胆な着想がすばらしい。
・・・・・
 戦前の調査で、住民が苦痛を感じる騒音のひとつに「通行人の足音」があったそうだ。
 これが本当で、今の都会人の耳は騒音に慣らされて一時的に変になっている。日本人が静かさの値打を知らないわけではない、と思いたい。』(本文より)

動揺、ゆらぎを持った新聞記者なのだなあと思いました。
時には、自動車の横暴さに怒り、時々、ぶらぶらと地下道を歩く。

しかし、その筆跡は光と影を鮮明に描く、お天道様のような記者なのかもしれない。
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by masagorotabi | 2010-08-02 21:06 | Comments(0)