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吉田松陰

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「世に棲む日日」を読み始めたのですが、松陰は何度も名前を変えたとされています。
親の意向があって、そうされたということもあるでしょうが、なんとも羨ましいとさえ思えます。

それほど松陰のことは知っているわけではなく、松下村塾は叔父にあたる師匠玉木文之進の後を継いで3年ほど教えたとか、幼少期は叔父に体罰ともいえるほどの教えを受けたこととか、そういったことは知る由もありませんでした。

頭脳明晰で天衣無縫、いつもニコニコしていて絶望というものを知らない松陰と本には記されています。(知っていれば5回も投獄などされていないでしょうが)
30歳という短い生涯でしたが、本人が語るように悔いのないものだったのでしょう。

肖像画も残されていますが、どうもあれは年老いた人にしか見えません。
けっこうあれで誤摩化されてしまっているのかもしれませんが、本来は子供精神を持ち合わせ、弟子に対してもそのように接したものと思われます。

名言をネットで拾ってみました。
英雄はその目的が達成されないときには悪党や盗人とみなされるものだ。
 世の中の人から馬鹿にされ、虐げられたときにこそ、真の英雄かどうかがわかる

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by masagorotabi | 2015-08-28 20:06 | 落描き | Comments(0)

寂しさ

「最前線」(村上龍著)を読む

著者による12人の対談集となっています。
1999年に出版された本ですが、内容的に古さを感じることがなく、未だにその時の状況が現代にも通じる問題を秘めているのだなあと感じます。

印象的だったのは、オウム事件で彼等がなぜそのようなことをしでかしてしまったのかを著者は寂しさとその原因をそのように指します。

共同体が崩れてきた昨今ですが、それに変わる価値観を日本人は見つけ出すことが先決なのでしょう。
といわれても、ずっとすのように言われてきて進歩してきたかと問われれば、ほとんど進歩はしていないのではと思わずにはいられません。

進歩という観点から戦後の日本といいう国を眺めてみると、終戦直後からみれば日本は豊かすぎるほどの栄華を持ち得たと思います。
そういった所から、寂しさを解消できればいいかなと思ったりします。
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by masagorotabi | 2015-08-26 21:14 | 読書日記 | Comments(0)

落書き

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増村保造 の「氾濫」という映画を見てみました。
主演は佐分利信で、人間の欲望というものが描かれた作品でした。

ある発明で企業の重役にまで上り詰めた男、自分の欲望のためにはどんなことまでもしてしまう若き研究者、人間というのはこういう生き物だよなと思いながら見ましたが、最後に主人公がとった行動には少しばかり救われました。

古い映画ですが、おもしろかった。
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by masagorotabi | 2015-08-25 20:40 | 落描き | Comments(0)

古本を買う

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久しぶりに大手古本屋に立ち寄り古本を買ってきました。

雑誌の方は、伊丹十三のことが載っていたので、文庫本の方は司馬遼太郎の本です。
司馬遼太郎といえば、十代二十代の頃は夢中で読んでいて、それ以降は「龍馬がゆく」を読み直した程度でご無沙汰していました。

この本は、吉田松陰、高杉晋作を中心に随筆という形になっているみたいです。
「おもしろきなき世をおもしろく」これは高杉晋作の辞世の句ですが、あの時代はおもしろくない世の中だったのだろうか・・
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by masagorotabi | 2015-08-24 21:19 | 読書日記 | Comments(0)

正当な怒り

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「逃げる中高年、欲望のない若者たち」(村上龍著)を読んだのですが、その中に正当な怒りを言葉や行動で表現することを若者に教えていないし示してもいない、という内容の文章がありました。

子供だけではなく、大人も含めて正当の怒りを表現するという機会ややり方を我々はなくしてしまったのだろうか。

朝青龍は、対戦する相手を母親を殺した奴と思い込んで勝負を挑んだと書かれていますが、これでは今の日本人は勝てる訳はないなと思いました。
今後、日本人の横綱が現れることはないだろう、この国はゆっくりと衰えていくだろうという著者の予言も外れて欲しいと願いつつもそのような道筋を歩んでいくのだろう。
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by masagorotabi | 2015-08-19 19:11 | 落描き | Comments(0)

歴史の読み解き方

「歴史の読み解き方(江戸期日本の危機管理に学ぶ)」(磯田道史著)を読む

文献を読み解いていくと、先祖がどのように災害にあったかがわかります。
それが地震予知につながり、我々が危機から身をかわす手だてが見えてきます。

東海トラフは必ずやってくる地震ですが、どうも人間というのは真剣にそのことに対処しているとはいいがたく、目先の生活を追い求めてしまう習性があるとこの本にも書かれています。
9.11にしても政府は警告をしていましたが、市民も政府さえもあれだけの災害をもたらすとは思わなかったのかもしれません。
ですが、警告をだしていたことすら知らなかった人が多数なのだと思います。

教育についても書かれてありますが、西郷隆盛はボロ屋敷に子供たちを呼んで学ばせていたそうです。
帰りにカステラ2切れとさつま汁を食べさせていたそうですが、それがご褒美だったのかもしれません。

長岡藩の小林寅三郎「米百俵」という話は有名ですが、必要以上に食べるということよりも、教育というものがこれからの社会には大切なのだと分かる逸話です。

私たちは学び、それを社会に還元していくことをしていかなくてはいけないのかもしれません。
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by masagorotabi | 2015-08-18 19:58 | 読書日記 | Comments(0)

落書き

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全力で生きようと思っても、なかなかそういったことができない現実ですが、この人は私の味方か、寄り添ってくれるだけの人格を持ち得ているのかとかは全力で見極めようとするのではないかと思います。
逆に、見下せる人だったら見下してやろうと瞬時に判断したりもします。

知らないうちに反感を持たれていたりするのも、このような原因では思います。

本当に全力で物事に対処している人は、そんなことには労力を使うこともないと思われるし、簡単に相手を傷つけることもないのであろう。
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by masagorotabi | 2015-08-16 19:15 | 落描き | Comments(0)

一日一食

谷川俊太郎さんがラジオに出演されていた時に、一日一食にされていて、腹もすかないし体重もへらない、なんだろうねと語られていた。

俳優の榎木孝明さんが1ヶ月水だけで過ごして、確か8キロぐらいしか体重は減らないという記事もあった。

人間の身体というのは、なんて摩訶不思議なのだろうと思う。
私も燃費の良い身体にしたいのですが・・
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by masagorotabi | 2015-08-14 19:43 | 落描き | Comments(0)

クジラ

「日本はなぜ世界で一番クジラを殺すのか」(星川淳著)を読む

著者はグリンピースジャパン事務局長の方です。

立場立場で、こうした主張は変わるのですが、なぜ日本はこれほどクジラに執着するのかは国家の威厳を誇示するといった内容のことが書かれてあります。

ただ多くの日本人はクジラを殆ど食べておらず、日本文化云々という主張も懐疑的で、捕鯨オリンピックという形で多くのクジラを殺してきた事実もあります。

クジラは可愛そうというのなら競走馬などはもっと可愛そうで、胃に穴があくほどの調教をされ、功労馬でなければ知らず知らずに桜肉になってしまうというのはよく聞きます。
クジラと同様に競走馬をなくしてはと思いますが、経済に組み込まれたものを叩く訳にもいかないのでしょう。

かといって日本側の主張を支持するわけでもなく、できるだけ生き物の殺生はしないでほしいという願いもあるわけです。

人間というのは、ずるい生き物で利己愛で生活しているということを念頭に入れ、少しは間違っているかもということも考えながら、感情的にならず議論をすすめるしかないのだろう。

クジラ肉で思い出したのですが、昔、自転車旅行をした時に宮城県の牡鹿半島の付け根の民宿に泊まったことがあり、そのときにその主(爺)に「クジラ肉を食わせてやる」などとふざけた言葉を投げかけられたことを思い出しました。(笑)
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by masagorotabi | 2015-08-12 19:56 | 読書日記 | Comments(0)

言論統制

「言論統制(情報管・鈴木庫三と教育の国防国家)」(佐藤卓己著)を読む

戦時中、協力してもらえない出版社に対しては、脅しともいえる行為で抑圧していきます。
ですので、戦後あまり評判の良くない風評が湧きます。

この本には、鈴木庫三(すずきくらぞう)少佐の生い立ちから人となりまで詳細に記されています。
極貧の中から育ち、平等意識というものが高く、部下からも慕われる、そんな人間像が描かれます。(弱きを助け強きをくじく)

確かに敵意をもたれた出版からは悪い印象をもたれるでしょうが、当時の社会情勢も踏まえて考えなければならないと思います。

都会に暮す普通の家族がお手伝いさんを雇えるという環境は、それほど地域格差や生活格差があるということがわかります。
新聞社や出版社はエリートです。
鈴木庫三少佐にとっては、我慢ならざるを得ないものを抱えていたのかもしれません。

小ヒムラーと言われたといいますが、その性格は真逆ともいえるものを持ち、悪名とは程遠い人間性が浮かび上がります。

我々はいったい何を基準に評価してきたのでしょうか・・
むしろ評価なんて奢った感情など捨てた方がいいのかもしれません。
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by masagorotabi | 2015-08-09 19:42 | 読書日記 | Comments(0)