ひかり輝く

映画「カモメ食堂」が深夜テレビで放映されていたのを録画してみました。
おむすびとコーヒーは、誰かが作ってくれた方が美味しい、という台詞がありましたが、このようなことがこの映画のテーマになっているのかもしれません。

これも何日か前にラジオで聴いたのですが、シューマンは人の心の奥底にあるものに光をあてる、というのが作曲をする理由だったそうです。
音楽家に限らず、創作家という名を持つものならば誰でもそのように感じながら創作活動をしているのかもしれません。

誰かが作ったものを美味しく感じることも「ひかり」ならば、それを心を込めて作ることも「ひかり」であると思います。

太陽のように光を発するものもあれば、月のように照らされて輝くものもある。
どちらも美しいのである。
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# by masagorotabi | 2010-09-29 19:11 | 雑想 | Comments(0)

欲望という悪魔

「ファウストの悲劇」という演劇を、教育テレビで先週放映しているのを見ました。

クリストファー・マーロウ原作で、ゲーテの「ファウスト」よりも200年前に描かれたものだそうです。
ファウストという実在の人物をモデルにされた作品だったと思いますが、自分の魂を悪魔メフィストに売ってしまい、25年間欲望の限りを尽くしてしまいます。

欲望の限りを尽くすといえば、現代人にも通じる部分が多分にあると思いますが、ファウストのように地に堕とされることもなく、逆にその欲望で他者を貶めることができる現代の方が、メフィストよりもタチが悪のかもしれません。

前に、ゲーテの「ファウスト」は完成されることはなかった、と書きましたがなくなる1年前に完成させていました。
故手塚治虫先生が惚れ込んだ作品ですが、人間の欲望ほど人の価値を貶めるものはないかと再認識させてくれます。
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# by masagorotabi | 2010-09-15 23:17 | 雑想 | Comments(0)

細雪と小津安二郎

谷崎潤一郎の「細雪」をたまに読んでいます。
ある家族の4姉妹を中心にした話です。
今のところ、面白いのか面白くないのか、よくわかりません。

「小津安二郎名作コレクション2」というDVDボックスを買いました。
晩年の作品で5作品の内4作品がカラーです。

ドナルド・リチーは小津作品を評して、「凡庸を描き続けると芸術になる」といったことを記していたと思いますが、小津作品には日常生活を丹念に描いたものが多いです。

昭和30年代、まだ「家族」というものが、かろうじて残っていた時代。
それを美化することもなく、変わりゆく家族模様を映画という媒体に記す。

小奇麗でモノが少なくて、整理整頓された家族が暮らす空間。
その映像を見ているだけで、僕の時間はゆったりと流れ、物質的なものよりも大切なものがあるのではないかと、再認識させてくれる。

僕らは、凡庸であることを拒み続けるけれど、凡庸であることは何もしないことではなくて、日々の季節感を感じることではないのだろうか。
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# by masagorotabi | 2010-09-12 18:33 | Comments(0)

ピエロ

シャーデンフロイデ(Schadenfreude)・・最近知った言葉です。

心理用語で、もともとはドイツ語、「他人の不幸を喜ぶ心理」という意味です。
どこかで聞いたことがあるなと思う人がいるかもしれませんが、「他人の不幸は蜜の味」ということですね。

感心するような心理ではないですが、これが発展すると「モラル・ハラスメント」ということになるのだろうか。
いじめや陰口、無視といったことであろうか。

昔からモラハラをするような人間はいたのだけれど、現代日本には顕著にその数を増やしているなあという気がする。
妬んだり、足を引っ張ったりと陰湿した暗い雰囲気を感じたりするのである。

処方せんとしては、好きなことを見つけ一所懸命に努力する、ということで僕の答えは決着している。(僕のといっても色んな人の影響を受けてのものだが)
しかし、好きなことで努力するということは楽ではなくて、しんどかったりする。
しんどいから、人は努力もできないでいるのだ。
(逆に、虚栄を満たすものであれば努力できたりする)

だから、安易に他人の不幸を喜んだりする。
そんな姿も大変な不幸なので、誰かに喜ばれているのだろう。

人間は、しょせんピエロなのかもしれない。
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# by masagorotabi | 2010-09-10 19:02 | Comments(0)

ゴキブリは悪者なのか

ゴキブリが嫌われる訳には、すばしっこさ、何かあったときに人間の方へ突進してくる恐怖感などがあげられるのかもしれません。

僕などは、むやみに動植物を殺すのはよいことではないという考えの持ち主なので、ゴキブリもまた気嫌いしてはいけないと思っているわけです。

そもそもゴキブリが出没する環境というのがいけない。
生ゴミやゴミ箱は放置せず、食べ物のカスなどもそのままにしておかなければ、ゴキブリが棲む環境にはならないと思います。

そうそう、人間が滅んでもゴキブリは生き残る、というのは都市伝説ということらしいです。
そんなにしぶとくない、綺麗に清潔にしておけば台所からも滅んでくれます。

嫌われものといえば、もうひとつ蚊の存在をあげなければいけません。
僕などは、叩き潰すし、蚊取り線香であの世へ行ってもらいます。

蚊が出没しても、殺さないでいるという人は僕の知る限り、良寛和尚と画家の寺田政明(俳優寺田農さんの父親)くらいです。
尊敬します。
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# by masagorotabi | 2010-09-03 21:14 | 雑想 | Comments(0)