里衣工房で作られたスプーンです。 鍛金といって、アルミ合金を叩いて作られたものです。 使う度に、愛着が湧くと思います。 たまたまゲーテに関する本を読んでいたのですが、ゲーテの言葉に「有用なものから本物を経て、美にいたれ」というのがあるそうです。 一緒に、ウイリアム・モリスという人が紹介されていて、その人の考えは、「有用と思わないもの、美しいと思わないものは家に置くべきではない」だそうです。 この方の思想は、社会の最大の課題は「美しい人間」を作ることだといいます。 このスプーンには、ここで作られたという刻印が記されています。 誰しも名前があるわけですが、その大切な名前をこうして刻むというのは、生まれてきた証ともいえるのではないでしょうか。 職業として、そのように就けなかったとしても、他人の心の中に自分の人の刻印あったなら、それもまた生きてきた証だと言えます。 ただ、自分で他人の心の中に勝手に刻印を押すことはできませんが・・
by masagorotabi
| 2012-09-26 20:50
| 雑想
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