「明治の音(西洋人が聴いた音)」(内藤高著)を読む
前も読んだような気がするのですが、図書館で借りた本というのはこれだからいけません。 小泉八雲やモースの逸話などが載っていますが、日本の古来の楽器や歌というのは甲高くて、当時訪日した外国人には酷評されてしまいます。 日本人の労働に関しても、何事もゆっくりで時間にもルーズとあります。 しかし、仕事をする時にはリズムをとったり歌いながら行っていたといいますから、それほど嫌なことではなかったのでしょう。 そういえば、前に読んだ本の中に、炭坑では自然に歌というのが生まれたが、原発の作業員の中からはそういったものは生まれない、という印象的なフレーズがありました。 楽しいという言葉は、音楽という言葉からきているそうで、楽しいということは音楽ありきなのですね。 自然に歌が生まれる、現代はそういった時代ではないような気がします。
by masagorotabi
| 2014-04-12 20:27
| 読書日記
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