「いのちの場所」(内山節著)を読む
著者の本は、先日読んだ「「時間についての第二章」に次いでになります。 この本にもまた、群馬県上野村浜平の集落のことも書かれていて、そこに暮らす村人たちの模様が描かれています。 「死期を悟る」ということが村人たちに根付いていて、「そろそろ」という言葉が何気に発しられます。 やるべきことをやって(畑を耕し共同体としての役割をこなして)、自然に身をゆだれるかのように、いのちの灯火が静かに消えてゆく。 昔は、年を越えるとみんな一つ年をとりました。 誕生日がなかった時代です。 人間だけが年をとるのではなく、家畜や木や自然に暮らす動物たちもみんな一緒に年をとりました。 おばあの言う「この風邪が治る前に私は死ぬ」という言葉は、その通りになりました。 私たちは、自然と離れることにより、いのちに鈍感になってしまったのであろうか・・
by masagorotabi
| 2016-03-23 20:27
| 読書日記
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