「徒然草方丈記(吉田兼好と鴨長明の二大随筆)」(島尾敏雄、堀田善衛著)を読む
吉本隆明の本を読んでいたら、兼行の死に対するこだわり方は特徴があり、今日があるから明日があるというのではなく、明日どうになるかわからないと考え、だらだらと生きるのではなく時間の無駄をなくす過ごし方をするべきだと、そんな考え方を執拗に繰り返し、言葉を変えて語っているそうです。 そうしたことを念頭に入れて読んでみると、そうかなあという気がしてきます。(笑) 方丈記の方は、これは住居論であり、昔からある家が残っているとうことは稀で、執着ということを戒めています。 私利私欲や執着というものがあると、人は今日一日を生きようとすることはできない。 明日生きていることさえ不確かだ。 メメントモリ(死を想え)は、今日生きることには、必要な思想なのであろう。
by masagorotabi
| 2016-04-13 19:18
| 読書日記
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