「孤独の科学(人はなぜ寂しくなるのか)」を読む
社会生活を営んでいる中で、孤独というのが人間にとってあまりよい事象ではないということは感覚で分かっていると思います。 そうした感覚を文字で起し、我々に伝えてくれる書物です。 孤独感があると病気になりやすくなったり、人に依存したり、無意識の中で自分の何かが蝕んでいきます。 無意識を意識知ることによって、その問題を解消していくということがこうした本の役割なのかなあと思ったりします。 アメリカの調査で信頼できる人がどのくらいいるかというのがあり、1985年では3人というのが一番多い比率で、2005年では0人というのが一番多かったそうです。 1割はうつ病のような精神疾患を抱えている人がいるそうですが、文明国家という陰にはこうした問題が澱のように積み重なっていくのだろう。 社会とどのように関わっていくかが、孤独感から解放される手段だと思うが、そうなってくると誰かのためにというよりも、自分のために何か行動を起こすということが大事なのだろう。 ボランティアをする人は多いと思うが、そのような人たちは他人の為にというよりも自分の為にというのが比重が多いと思われる。 自分の為ならば、かっこつけることも見返りを求めることもないのだから・・・
by masagorotabi
| 2017-05-23 22:26
| 読書日記
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