「満州開拓民悲史」(高橋建男著)を読む はじめに、戦後のドミニカ移民のことが語られています。 過剰人口のために、ドミニカへの移住を募集して行ったみたものの、1ヘクタールの土地をただでもらえるということでしたが、話と違った条件が彼らを待ち受けていました。 希望に胸を膨らませた心は、いとも簡単に落胆へと向かってしまいました。 満州・・・この言葉はよく耳にしますが、どんなことが実際に起きたのかはよく知りませんでした。 ソ連兵を殺してしまい、2000人もの人が逆に殺されてしまったり、我が子に手をかけなければならない状態になったり、集団自殺、病気や餓死、生き地獄のような出来事に見舞われます。 かたくなに当時のことを話すことを拒んだりする方たちもいますが、少しでも話しておきたいという人たちもいます。 そうした人たちの言葉に耳を傾けることしかできないので、私の気持ちを述べたりするということもありません。 想像を絶する出来事には、そうする以外にはないからです。
by masagorotabi
| 2019-02-24 19:24
| 読書日記
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